trias 217
集合住宅 / 延床208㎡ / 東京都世田谷区 / 2020Sep. 竣工
三茶という土地の価値を最大限享受すべく、半地下から天空へ、5層の床をスキップさせて立体的に組み上げた。複数の面に開けられた大きな窓は水平の抜けを、段差のある床と天井は垂直の抜けをつくり、腰の掛けられる出窓や透明度の高いバルコニーとも合わせて、表記面積以上の広さ感を生み出している。クールでソリッドな外装とは反対に、内装は柔らかく淡いコントラストの素材とする事で住まい手の個性を受容するデザインとした。全8室ともに隣戸と壁を共有せず独立した配置は、集合住宅において類稀なる価値でもある。